シレン2 TA・RTA・大会の自己ベスト一覧 2024年4月22日現在

シレン2のTAやRTAに挑戦しています。

記録が溜まってきたので、自己ベストをこの記事にまとめておきます。

記録の一部はSpeedrun.comに申請しています。

www.speedrun.com

 

 

TA・RTAについて

TA・RTAは「ゲームの早解き」を一定のルール・レギュレーションの下で競争する遊びです。「遊びじゃねえんだよ!」と言う人もいると思いますが、すべてのゲームは遊びの一種だと私は考えているので、ここでは「遊び」とします。

話者によってTA・RTAの意味合いは異なりますが、一般的には次のようなものだと私は解釈しています。

TA(Time Attack)はゲーム内タイマーを使用します。クリア画面などに表示されるタイムが記録となります。IGT(In Game Time:ゲーム内時間)と呼ぶほうが一般的かもしれません。

RTA(Real Time Attack)はゲーム外タイマーを使用します。ゲームから独立した現実時間のタイムが記録となります。私はLiveSplitを使用しています。

 

各記録が出た配信・動画、タイム、年月日も掲載します。

所感も少しだけ記載します。

試行回数(N=試行回数)も掲載します。どれくらいの腕で、どれくらいやれば達成できるか。試行回数が語られることは少ないですが、これから挑戦する方の目安になれば幸いです。

 

シレン2 TA 自己ベスト

ストーリーTA

Any%(通常のストーリークリア) 2時間15分49秒(N=1)

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2023年12月28日。配信アーカイブの8分34秒頃。試行回数は1回。

8襲撃、6破壊(二の丸2、内壁2、外壁1)、2再登山でした。・・・多くない?これが普通なの?これが普通だとしたら2時間切りってすごい記録なのでは?

3回やって1番いいタイムを申請しようと思っていたのですが・・・ちょっと心が折れかけていますね。

 

最果てへの道TA

99階 2時間15分20秒(N=13)

www.youtube.com

2023年12月31日。配信アーカイブの1時間1分31秒頃。試行回数は13回。

記録を狙うなら早々にリセットもありでしたが、2023年内に記録を出したかったので何とか通した冒険です。

・・・つらい冒険でした。透視無し、パコ1個、メッキ1枚、白紙1枚。杖たくさん。モン壺2個。この白紙1枚も92Fですよ。93Fでやっとダイレップウをねだやしできました。

申請するなら低層でパコ透視を引いた冒険にしたいですね。

 

神社の隠し穴TA

女王グモ 1時間59分29秒(N=5)

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2023年12月31日。配信アーカイブの3時間13分56秒頃。試行回数は5回。

息抜きに最果て99Fをやろうとしたけれども、短距離に染まっていたので神社をやり始めた時ですね。今後はこのタイムを基準として少しずつ縮めたいですね。

 

シレン2 RTA 自己ベスト

シュテン山道

全級(初日の出RTA) 12分41秒(N=500~1000くらい?)

www.youtube.com

2024年1月7日。記録動画。試行回数は500~1000回。

記録時点での正確な試行回数は分かりませんが、記録が出た後の2024年1月21日現在の試行回数は1802回です。1802回やってまだこの記録を超えていません。

この記録が出て以降は階段運ゲーにして10分台を狙い続けていたため、リセット回数が増えた感じですね。現実的な試行回数に基づいた実力ゲーをすれば、11分台は出せそうな気がしています。10分台は・・・現在の私の実力では運ゲーの域です。

いったん実力ゲーに戻して11分台狙ってみてもいいかもしれません。

 

初級 1分30秒(N=871)

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2024年1月20日。配信アーカイブの51分39秒頃。試行回数は871回。

初級は全10Fなので、目安タイムが分かりやすいですね。

ラン全体の短さや気軽さ、難易度の低さ、タイマーを押す練習など、RTA初心者に1番向いているレギュレーションだと思います。突き詰めていけば手間暇や難易度はどうしても大変になってしまうのですが・・・。それでも「やってみようかなと思ったら、まずやってみる」のにちょうどいい長さだと思います。そして「もうちょっとできたかな」と思ったなら、RTAの才能があります。どんどん挑戦してほしいですね。

階段運ゲーであることは否定しませんが、iダッシュBダッシュの使い分けなど操作の早さと正確さ、モンスターのHPや攻撃力の相場観、シャッフルマップの把握、試行回数の積み重ねなどプレイヤースキルに依存する要素が多くあります。

100秒切りを目標にしていましたが、記録はちょうど90秒となりました。

理論値は1F4~5秒+中腹の操作で1分切りですね。

人力なら80秒切り(70秒台)はありそうです。

やってみた感想としては、神階段を引くことよりも戦闘回数が少ないほうがいい記録が出やすいことです。「神階段引いて、敵もいない」が最善ですが、次善は「敵がいない」ことです。敵がいなければ、短時間で多くの部屋を開けることにつながります。私の90秒の記録も、後半は階段運にあまり恵まれていません。戦闘の少なさはパコ透視で敵を殴りすぎないほうが良いことに通じているのかもしれません。

 

中級 3分43秒(N=37)

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2024年1月20日。配信アーカイブの2時間36分36秒頃。試行回数は37回。

さらっとやってみました。

私でも3分半は切れそうな感じがあります。

あまり詰めていませんが、詰めていけば中級単体は2分台の世界ですね。

 

上級 3分23秒(N=124)

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2024年1月22日。配信アーカイブの1時間58分52秒頃。試行回数は124回。

美しい冒険。

記録が出たことよりも美しい冒険内容だったことに満足です。

階段運・敵との遭遇・アイテムの引き運。

全てが必要最小限の冒険でした。

今後、自己ベストを更新してもこの冒険は忘れないでしょう。

レベリングはしないと決めていましたが、2Fまでに毒草・幸せ草を引き、10秒くらいで洞窟狩りができそうだったので、アドリブで洞窟狩りをしました。3分切るならレベリングしてもいいと思いますが、理論値に近づくならレベリングはしないほうがいいです。

長巻と成仏のカマの選択場面で成仏のカマを採用しました。ワルキチを確定一発で倒したかったからですが、長巻でも確定一発だったかもしれません。後で確認します。

最終盤のボーンドラゴンに最高の岩を投げているのは眠りガスを警戒していたからです。

入力のもたつきはプレイヤースキルの問題なので改善したいです。

3分切りができそうな冒険が何回かあったので、上級単体も2分台の世界ですね。

 

特殊レギュレーション

おにぞくのはなむこしけん 1時間36分32秒(N=65)

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2023年11月24日。記録動画。試行回数は65回。

2時間切りを目標としていましたが、もっと攻めていけば1時間切りも見えています。

わんたんさん考案で、絶妙なバランスの上で成り立っている奇跡のレギュレーションです。この絶妙なゲームが単なる思いつき・・・・・・奇跡としか言いようがないです。

一手で大逆転されてしまう将棋の中終盤のようなゲーム性を最初から最後まで味わえます。シレン2はレベル・HP・力のようなステータスが大きかったり、強アイテムがそろうと負け要素が消失し、安定してしまうゲームですが、このレギュレーションは最後まで気が抜けません。張り詰めた緊張感があります。

敵・味方の正確な動きの把握と読み、限られたアイテムの切り所の見極め、計画的な壁掘り・炎飛ばしなど花婿試験特有の歩き方があります。他のレギュレーションでは日の目を見ないアイテムが神アイテムになります。水がめや手封じはその代表格です。

余計な要素や大逆転の機会が少ないので、最善手や次の一手を考える力が鍛えられます。水を出すタイミング、仲間との入替り、どの方向に一歩を踏み出すか。どれも重要な決断となります。一つ一つの選択が重いのです。

何よりも仲間の重要性を教えてくれます。シレン2というゲームではどうしても仲間が足を引っ張りがちになってしまうのですが、このレギュレーションにはシレン一人では勝てない場面が存在します。これは私の中では大発見で、ビビっときて、非常に感銘を受けて、見切り発車で配信を始めてしまいました・・・・・・。ROM専を貫いていたのに。

他の仲間(アスカ・リク・ヒマキチ・マーモ)の場合でもクリア可能かはいずれ試したいと思います。

 

シレン2 大会 自己ベスト

表神社20FTA大会 7分34秒(参加期間 2024年3月18日~3月24日)

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2024年3月19日。

よっつんさん主催の大会。

『神社の隠し穴20FTA』に「20Fに床落ちしている持ち帰りの巻物を所持または足元にある状態」という条件で競う大会です。「表神社20F巻物TA」と勝手に呼んでいました。

目標は8分台でしたが、7分台を出せたので満足です。

参加した理由は、大好きな神社をたくさん走りたかっただけですね。

私の想像以上にたくさんの人に見に来てもらえたり、コメントを残してもらえたりしてうれしかったです。楽しい1週間でした。

・追記(2024年3月30日)

大会は22人中9位でした!

あと気になって調べてみました。

試行回数:1064回

配信時間:51時間46分11秒

配信時間に対して試行回数が少ないですね。

記録や順位よりも楽しい気持ちが抑えられませんでした。

 

・ちょっとだけ思い出話『ゲームは勝たなきゃつまらない』

私にとってシレンは苦手なゲームでした。

あまりにプレイが下手だったので、チュートリアルの小さな谷で苦戦したり、見かねた友人に横から「貸せ」とコントローラーを奪われたり。私がずっと見る専だった理由の一つは、指示と暴言の中でプレイした経験があったからですね。

ストーリーをクリアしても苦痛なゲームという認識のままだったので、そのままシレンとはお別れまでありました。

そんな子どもの私に「感動的な負け方」と「ゲームとしての美しさ」を教えてくれたのが、神社でした。正しく対応すれば先に進めた冒険で、シャチーダに丁寧に咎められたんですよね。

シャチーダの特技って美しいですよね。

あのフロアは中央に大きな湖があって、その通路を渡っていた時でした。そこで初見のシャチーダに特技を2回連続で食らったんですね。2回目のジャンプを見た瞬間に「2回目はいらなかった」とすぐに理解できるわけです。ちょうど復活の草と持ち帰りの巻物を持っていたのですぐに帰還しました。

負けたことよりも、シャチーダの美しさにとても感動しました。

もう一度ここに戻ってきたい。

もう一回あのモンスターに会いたい。

この先にはどんなモンスターがいるのだろう。

それ以来、私がシレンをやるきっかけになったので、神社には感謝しています。

「大会を口実にして神社をたくさん走れるから」が私の参加理由ですが、シャチーン愛好家のよっつんさんが主催だったり、大会初の負けイベが水中ハウスだったのは偶然ですが、ちょっと思うところがありましたね。

シレンはルールに慣れれば1000回以上遊べますが、どうしても直感的でない複雑な部分があります。シレンや将棋のようなゲームはこの永遠の課題に取り組まなければいけません。
シャチーダのジャンプはシレンビデオゲームであるからこそ生まれた体験です。もし私がシレンライクなビデオゲームを作るのだとしたら、ビデオゲーム特有の効果や演出は最大限活用したいです。ルールと演出の両方で感動的な負け・納得できる負けを提供したいですね。