2024年3月28日現在、OBSでYouTubeとニコ生で同時配信しています。
2024年3月から、配信中に音声が再生されない問題が時々発生するようになりました。
2024年3月28日からこの問題に対処してみたメモを残しておきます。
・追記
2024年4月16日、17日にも同様の現象によりOBSがクラッシュしているので引き続き対応中です。
1.問題
下記のような問題が発生しました。
①ゆかりねっとで音声認識され、PC上では音声が再生されるが、OBS上では音声が再生されない。
②わんコメでコメントが取得され、OBS上でもコメントの表示はされるが、OBS上では音声が再生されない。→エラーメッセージ:TCPサーバを開始できませんでした(Port:50001)
このような問題は配信開始直後ではなく、配信をしてから数十分後に発生しました。
このような状態でも配信を続行することはできましたが、配信終了後、OBSが正常に終了できなくなりました。
OBSのみ音声が再生されず、異常終了したソフトがOBSのみだったので、OBS側の問題だと考えました。
OBSのクラッシュレポートを確認したところ、すべて同じ内容でした。
→OBSのクラッシュレポート:
・Unhandled exception: c0000005
・Fault address:swresample-4.dll
専門外ですが、この「swresample-4.dll」がFFmpegの音声を扱っているらしいことまでは分かりました。音声信号をリサンプリング?しているとか。
ソフト間で音声データをやり取りする時にうまくデータを渡せないのかな?くらいしか・・・・・・。
関連するかは分かりませんが、わんコメのコメントテスターが反応しないのも気になります。
2.対応
2.1.最新版にする
とりあえず基本的な対応をしました。
①すべてのソフトを再インストールする。
②OBSのプラグインを最新のものにする。
③グラフィックカードのドライバーを最新のものにする。
この操作の過程で、現在使用しているOBSのプラグインの一部で古いバージョンにしか対応していないものを発見しました。
手動更新が必要なプラグインもあるので、注意が必要ですね。
2.2.ゆかりねっと関連のマイク設定を見直す
ついでにゆかりねっと関連も見直しました。
たびたび連呼する問題も解決できるといいですね。
私が使っているウェブカメラにはマイクが内蔵されているのですが、ゆかりねっとが使用するマイクがウェブカメラ内蔵マイクに勝手に切り替わっていることが原因だと思っています。こちらの意図としては普通のマイクの音声を拾ってほしい。
「ありがとうございます」など特定のワードだけ連呼しているのでハウリングが原因ではない気もしていますが・・・・・・。可能性は少しでも潰しておきたいです。
①ウェブカメラのマイクを切り、ゆかりねっとの認識から除外する。
②ゆかりねっとが使用するマイクを「このマイクだ」と指定する。
この2つができていればハウリング的な連呼はしなくなるはず。
・ウェブカメラ内臓マイクを切る方法
①Windowsを右クリック
②デバイスマネージャー>サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー
③ウェブカメラをダブルクリックすると、ウェブカメラのプロパティが表示される。
④ドライバー>デバイスを無効にする。
⑤PCを再起動する。
・ゆかりねっと側の設定
だいたい下記を参考にしました。
Google側の設定では「chrome://settings/content/microphone」をURL欄に入力すると早い。
・ゆかりねっと起動時の警告文
ゆかりネット起動時に、
「サポートされていないコマンドライン フラグ --unsafely-treat-insecure-oringin-as-secure=http://127.0.0.1:(数字)を使用しています。これにより、安全性とセキュリティが損なわれます。」
という警告文が表示されます。(数字)は5万台だったり、6万台だったり。
この「http://127.0.0.1」はローカルバックアドレスと言って、自分自身のPC上で動いていることを意味しているらしいです。
調べたら同様の現象に遭遇している人を見つけました。
Chromeの拡張機能(だけ?)が使えなくなった経緯
— よみ (@kyomy_) 2024年1月22日
1.普通に使える
2.ゆかりねっとを起動したら「サポートされていないコマンドラインフラグ~」と出る
3.無視して配信してChrome立ち上げたら拡張機能が無効になってる
4.拡張機能だけインストールしようとしても有効になってないって出る
私の場合、Googleの拡張機能使ってないんですが・・・・・・。
「フラグ --unsafely-treat-insecure-oringin-as-secure=http://127.0.0.1:(数字)」
Googleのマイクの許可履歴を追ってみても、たぶん使い捨ての器か何かだと思います。ゆかりねっとが古いコマンドライン(最新版では非推奨の何か)を使用しているのでうまく解釈できるように置き換えた感じかな?
これは・・・・・・あんまり気にしなくてもいいかな・・・・・・。
3.結果・結論
2024年4月1日~7日にかけて1週間配信しましたが、特に問題は発生しませんでした。
ゆかりねっとのハウリング的な連呼は直ってませんが、主目的だったOBSが落ちたり、ゆかりねっと・わんコメの音声が再生されない問題は解決されたので良しとします。
問題:配信中にOBSと連携しているソフトの音声が再生されない。
原因:OBS本体とOBSのプラグインの対応バージョンが不一致であったため。
対応:OBSのプラグインの対応バージョンを確認し、一致させる。
注意:手動更新が必要なプラグインもある。よって、OBSのバージョン更新時にはプラグインも対応済みであるかを確認するとよい。
4.その後の問題
しばらくはうまくいってたんですが、2024年4月16日、17日にも同様の現象によりOBSがクラッシュしました。
5.対応その2
5.1.再び再インストールする。
OBSから使用ソフトまで再インストールしました。
その過程でここ数週間なぜか反応してくれなかったわんコメのコメントテスターが復活しました。・・・・・・なぜなのか。それは知りません。前も再インストールしたのになぜ・・・・・・。
わんコメのエディターで編集した内容を使い回したいときは、設定をエクスポートする(外部に出力する)必要があります。
演出を与えるWordParty Editorを再利用したい人は、フォルダをコピーしてバッグアップを取ってください。(今回の再インストールで気づく)
演出が無い通常コメントを再利用したい人は、ウェブ上のテンプレエディタならエクスポートボタンを押してください。
まとめてバックアップを取りたいときや他のPCへ設定を使い回したいときは、わんコメ本体の自動バックアップを有効化してください。
・参考
5.2.OBSの音声ミキサーで音量(振幅)の調整
OBSのクラッシュレポートである「Fault address:swresample-4.dll」関連です。
OBS Forums(日夜OBSの議論をしている場)で下記を見つけました。
if you were recording - is the last samples of the audio were above 1.0f amplitude (inside the recording)?
Google翻訳:録音している場合、オーディオの最後のサンプルは(録音内で)振幅 1.0f を超えていましたか?
1.0fなので周波数の話なのか、amplitude(振幅)なので音量の話なのか。
専門外なので自信が無いんですが、たぶん「音量が大きすぎて音割れしていないか確認すべき」ということかな?
一般的に音量調整は「最大値を黄色の範囲内にする」くらいがよいとされています。
音量には以前から気をつけていましたが、見直しました。
音声ミキサーを観察しつつ、以前よりも赤い範囲にかからないように音量を下げました。
その結果、ビデオキャプチャ(ゲーム部分)とゆかりねっとの音声をすこし小さくしました。ゆかりねっとの音声が小さくなったので、以前よりもハウリング的な連呼もたぶん減ってくれるはず・・・・・・と思いたいです。
5.3.おまじない的な解決法?:VOICEVOXも再起動する
私はゆかりねっととVOICEVOXを連携させています。
ゆかりねっとの調子が悪いとき(※)はゆかりねっとだけ再起動していましたが、ゆかりねっとだけでなくVOICEVOXも一緒に再起動すると症状が改善することがありました。
理由はよく分かりません。おまじないです。根本的な解決にはならないと思います。
(※)ゆかりねっとの調子が悪い例
例1:ゆかりねっとの音声認識ウィンドウ(ゆかりさんの吹き出しがあるウィンドウ)が立ち上がるが、すぐに閉じてしまう。
例2:PC上ではゆかりねっとの音声が再生されるが、OBS上では再生されない。
6.結果・結論その2
・2024年4月25日現在
5.1の方法と5.2.の方法だけでは解決に至りませんでした。
5.3の方法により偶然うまくいったので、おまじない的な解決法として紹介します。
引き続き根本的な解決を目指します。