シレン6の基本システムを中心に調査しています。
この記事では武器・盾投げの命中率と与ダメの調査結果をまとめています。命中率のほうが本命です。
調査条件は、力10・パコレプキン(防御10)・レベル99です。
他のステータス・アイテム・敵など異なる状況で調査している方は比較対象としてお使いください。
武器投げ1万回分の命中率は83.380%となりました。
盾投げ1万回分の命中率は84.060%となりました。
合計2万回分の命中率は83.720%となりました。
よって、矢・石以外の任意のアイテム(武器・盾)の命中率は84%であると結論付けます。
0.前回までのあらすじ
木の矢3万3000回分のデータでは、木の矢の命中率が84.155%であることを報告しました。
しかし、1万回で1%程度のブレが生じるので百分率単位である84%と結論付けました。84.0%と84.375%(=27/32)の差は最低でも10万回は必要な印象があります。
木の矢の命中率は分かったのですが、他のアイテムの命中率も同じかどうか念のため確認しています。
①鉄の矢:2万回分
②石(デブータの石):2万回分
③矢・石以外の任意のアイテム(武器・盾):2万回分
④連射の腕輪1個装備:2万回分(木の矢4万本)
⑤連射の腕輪2個装備:2万回分(木の矢6万本)
それぞれ1データ100本×試行回数200回を意識しています。木の矢の調査を参考にすれば1%程度のブレにおさまると思うので、百分率単位の命中率としては十分であるはず。
今回は③矢・石以外の任意のアイテムとして武器・盾を投げたときの命中率と与ダメを調査しました。
1.調査目的
①矢・石以外の任意のアイテムの命中率を求める。
→投てきは全部同じ確率だと思いたいですが、念のため。
②ダメージ計算式を求める。
→確認中です。
③木の矢の強さを求める。
→道具手帳に書いていないので。今回の調査で武器・盾と比べてどれくらいの強さに相当するかは分かるはず。
2.調査方法
2.1.大前提
大前提として事後確率は無いものと仮定します。
「木の矢が5回連続で外れたら、次の6回目は必ず命中する」などは発生しない前提です。
5回目も6回目も7回目も。同じサイコロを使っている前提です。
2.2.条件
下記条件で調査しました。
・ダンジョン:もののけ道場
・力:10
・敵:パコレプキン(防御10)
・試行回数:各基礎値1000回ずつ(2~10,30)、武器・盾1万回ずつ、計2万回
力10は腕輪2個装備と比較するためです。連射の腕輪とか。
パコレプキンは防御10かつ登録が容易なので採用しました。ちゅうチンタラと木遁忍者も防御10であることに気づいたのは内緒。ちゅうチンタラのほうが効率よかったですね。
feketerigoさんに教えていただきましたが、命中率を出すだけなら高HP・高防御のモンスターを採用するほうが効率的です。石の調査ではこの方法を採用しようと思います。
2.3.検証のコツ?
Bチョン押しに慣れる
Bチョン押しの操作に慣れます。
矢と違ってワンボタンで投げることはできないので大変でしたね。
3.調査結果
要約だけ載せておきます。
3.1.全体
各基礎値の試行回数は1000回です。
中央値・平均値・最大値・最小値は的中した場合だけで計算しています。
基本データ
・武器
武器投げ1万回分の命中率は83.380%となりました。
・盾
盾投げ1万回分の命中率は84.060%となりました。
・全体
合計2万回分の命中率は83.720%となりました。
1000回区分だと、最小で81.2%、最大で85.5%です。
3.2.基礎値別のダメージ度数分布表
基礎値別の度数分布表とヒストグラム。
ダメージ0は外れたことを意味します。
武器
妖刀かまいたち(基礎値2)
木刀(基礎値3)
青銅の太刀(基礎値4)
カタナ(基礎値5)
水斬りの剣(基礎値6)
ステーキナイフ(基礎値7)
どうたぬき(基礎値8)
ドラゴンキラー(基礎値9)
山姥包丁(基礎値10)
使い捨て刀(基礎値30)
盾
バトルカウンター(基礎値2)
木甲の盾(基礎値3)
青銅甲の盾(基礎値4)
ガマラよけの盾(基礎値5)
鉄甲の盾(基礎値6)
ドラゴンシールド(基礎値7)
おにおおかみ(基礎値8)
根性の盾(基礎値9)
山姥の鍋ぶた(基礎値10)
使い捨ての盾(基礎値30)
4.考察
4.1.命中率について
武器投げ1万回分の命中率は83.380%です。
盾投げ1万回分の命中率は84.060%です。
合計2万回分の命中率は83.720%です。
木の矢と同様に、命中率は84%とみてよいと思います。
予想通りで安心しています。
本当のことを白状すると、武器・盾だけで「矢・石以外の任意のアイテム」と言うのは拡大解釈なんですが、残りの腕輪・食料・草・巻物・杖・お香・壺・桃まん・ギタンをそれぞれ1万回か2万回レベルで調べるのはちょっと大変です。
いずれ誰かがやってくれることに期待します。
4.2.武器・盾の比較
武器・盾の基礎値とダメージの中央値・平均値を並べてみます。
この表からは2つのことが言えると思います。
①武器と盾の強さが等しければ、与ダメは等しい。
②武器・盾の強さが1増えると、与ダメが1増える。
①武器と盾の強さが等しければ、与ダメは等しい。
基礎値30で武器と盾に平均0.6ダメージの差が生じていますが、誤差だと考えています。
②武器・盾の強さが1増えると、与ダメが1増える。
武器・盾の強さに応じてだいたい1ずつ増えていることがわかります。
問題は強さ2-3の区間と強さ10-30の部分です。
強さ2-3の区間は、与ダメの境が66~68であいまいな印象を受けます。
強さ10-30の区間は、強さ20の差があるので与ダメも20の差となるべきですが、21~22ほど増加しています。
これについてもう少し詳しく見てみます。
4.3.投てきのダメージ計算式(既知の計算式への当てはめ)
武器・盾の強さが1増えると、与ダメが1増える。
この規則性が正しければ、もっときれいに武器・盾に比例して与ダメが増えてもいいはずです。
これは以前から指摘されていた力と武器の相乗効果の影響が考えられます。
マムル相手にLV50でダメ計したデータ。
— ごましおいやん(TH) (@ht_attvphase) 2024年1月29日
剣の強さに比例して与ダメージが上がっていくんだけど、ちからが8のときと30のときで傾きが異なる。
ちから8のときは係数1.0くらいだけど、ちから30のときは係数1.7くらいある pic.twitter.com/k1BV393F01
力10で調査している影響が出ていると考えられます。
そろそろ命中率だけでなく、ダメージ計算式について考える頃合いかもしれません。
現在、投てき攻撃の与ダメ計算式が確定していません。
自然に考えれば、次の予想が挙げられます。
①直接攻撃と同じダメージ計算式が採用されている。
②前作と同様のダメージ計算式が採用されている。
③本作独自の投てきダメージ計算式が採用されている。
考えるのが簡単そうな順番で挙げてみました。
①で当てはまりが良さそうであれば、②③で考えることはいったん保留にします。
直接攻撃の与ダメ計算式との比較
ここでfeketerigoさんがまとめてくれた直接攻撃の与ダメ計算式を紹介します。
ダメージ=(攻撃力×乱数-守備力+1)×特攻×ドスコイ(1.5)×攻撃力アップバフ/攻撃力ダウンデバフ×防御力ダウンデバフ/防御力アップバフ
攻撃力=ちから攻撃力+武器攻撃力+レベル攻撃力
ちから攻撃力=ちからの値
武器攻撃力=武器の強さ×(0.75+ちからの値/32)
レベル攻撃力=1+(レベル-1)×1.5 (レベル≦5)
7.5+ (レベル-5)×1 (6≦レベル≦13)
15.5+(レベル-13)×0.5 (14≦レベル)乱数=±1/8=87.5~112.5%
守備力=モンスターの防御÷2(以下省略)
上記の式から乱数とバフ・デバフ等の影響を考えないものとし、一部改変したのが下記の式です。武器と力の相乗効果を第4項に出してみました。
ダメージ=攻撃力-守備力+1
攻撃力=ちから攻撃力+武器攻撃力+レベル攻撃力+武器・力相乗効果
ちから攻撃力=ちからの値
武器攻撃力=武器の強さ
レベル攻撃力=1+(レベル-1)×1.5 (レベル≦5)
7.5+ (レベル-5)×1 (6≦レベル≦13)
15.5+(レベル-13)×0.5 (14≦レベル)
武器・力相乗効果=武器の強さ×(ちからの値-8)/32
守備力=モンスターの防御÷2
この式にレベル=99、力=10、防御=10を代入します。
・ちから攻撃力=10
・武器攻撃力=武器の強さ
・レベル攻撃力=15.5+(99-13)×0.5 (14≦レベル)
=15.5+86×0.5
=58.5
・武器・力相乗効果=武器の強さ×(10-8)/32
=武器の強さ/16
・攻撃力=ちから攻撃力+武器攻撃力+レベル攻撃力+武器・力相乗効果
=10+武器の強さ+58.5+武器の強さ/16
=68.5+武器の強さ×17/16
・守備力=10÷2
=5
・ダメージ=68.5+武器の強さ×17/16-5+1
=64.5+武器の強さ×17/16 ・・・・・・(1)
この(1)式を力10・防御10・レベル99の理論値とします。(1)式が投てきのダメージ計算式にも採用されていれば、各平均値に近づくはずです。
理論値の計算結果と、理論値と平均値との差の計算結果が次の表です。
私は当てはまりがいいと思いますがどうでしょうか?
現段階では、投てきのダメージ計算式は直接攻撃のダメージ計算式と同じであるとします。
②前作と同様のダメージ計算式や③本作独自の投てきダメージ計算式については省略します。
序盤のいらない武器・盾を投げる場面では武器・盾の強さに比例したダメージが出ると考えてよいでしょう。序盤モンスターのHP管理で使えると思います。
中終盤で鍛えた武器・盾を投げ当ててダメージが出る場面は・・・・・・だいたい悲しいことが起きていていると思うので考えないものとします。
4.4.木の矢の強さ
前回までの調査で木の矢の与ダメも調べています。
力10・パコレプキン(防御10)なので、レベル99のデータを再掲します。
力10・防御10・レベル99のとき、木の矢の平均与ダメは66.65です。
基礎値2の武器・盾の理論値は66.63です。
よって、木の矢の強さは武器・盾の強さ2に相当すると考えられます。
鉄の矢なども同様に理論値との比較で算出できると思います。
5.結論と今後
結論
武器・盾の命中率は84%です。
武器・盾の強さが等しければ、武器・盾投げの与ダメは等しくなります。
投てきのダメージ計算式は、直接攻撃のダメージ計算式と同じである可能性が高いです。
木の矢の強さは武器・盾の強さ2に相当します。
今後の検証について
現在、投てきの命中率を百分率単位で確定させるために、次のデータ集めを行っています。
①鉄の矢:2万回分
②石(デブータの石):2万回分
③矢・石以外の任意のアイテム(武器・盾):2万回分
④連射の腕輪1個装備:2万回分(木の矢4万本)
⑤連射の腕輪2個装備:2万回分(木の矢6万本)
③が84%なら①と②の場合も84%だと思いますが、念のため確認する予定です。
今回の武器・盾は操作上の問題で時間がかかりましたが、次回以降はもう少し早く終わるはずです。武器・盾をワンボタンで投げる未来は訪れないほうがいいですが、ワンボタンで操作できる偉大さを改めて実感しましたね。
次回は本命だった④連射の腕輪1個と⑤連射の腕輪2個あたりから調べようと思います。
投てきのダメージ計算式もおおよそ判明したのでダメージデータの収集は不要かもしれませんが、今後の参考に力と防御を変化させた場合も記録する予定です。
鉄の矢ではレベル1~10と力1~10の確認をする予定です。ダメージ計算式のレベル攻撃力のうち低レベルの部分がちょっと気になっています。
石が最後かな?
6.参考
・とくに「矢の命中率について」の項目
・ダメージ計算式
7.感想とか
・2024年2月11日
最近は息抜きにとぐろ島の風来救助をやっています。
今作のストーリーダンジョンは経験者でもちょっとした油断ですぐに死んでしまうバランスなので、倒れても前向きな気持ちを維持できるかどうかが大事な気がします。
一人でも多くのプレイヤーがストーリークリアを達成できたらうれしいですね。
個人的な趣味を言えばデッ怪ラッシュの風来救助もやってみたいですが、見かけないですね。
・2024年2月14日追記
デッ怪ラッシュはそもそも救助要請ができませんよ。
— メイガス・リーズ@パズル等で競い合えるライバルが欲しい男の娘 (@Magus_Leeds) 2024年2月11日
教えていただきました。デッ怪ラッシュは救助要請できないらしいです。
モンスターハウスを用意できないから救助要請できないのかな?
デッ怪モンスターハウスに大砲打ち込んだりとか、ちょっとだけ期待していたんですけどね。